発達相談室アズ

   Be happy as an AS boy/girl.

Q1:アズって、どういう意味ですか?
  A:ASAutism Spectrumの頭文字、それからAs you are.(君は君のままでいいよ)のような意味で。

Q2:どんな生徒が通っているのですか?                        
  A:年齢は3才位から成人まで。
    保育園、幼稚園、小中学校の特別支援学級、特別支援学校、普通学級、高等専修学校、作業所など
    さまざまな集団に所属する方、約50名が通っています。
 
    自閉症スペクトラムに入る方、つまり個性豊かで、ちょっぴり一般の社会とは異なる文化をもつ方が大半です。         
    発達の程度は、感覚遊びの段階の方から普通学級で学習する方までさまざまです。
1対1コーナー

       
自立課題コーナー

   
 

                
(写真は、就学前の子ども達が学習するスペース。右は1対1、左は自立課題のスペース)

Q3:どんなことをしてもらえるのですか?
  A:生徒さんの個性も保護者の方のニーズもさまざまですので、それぞれの方に合わせて指導を行なっています。

    ただとても大切にしていることがあります。それは、
    ①本人が
「わかってできる」ようにすること。いちいち指示されるのではなく「自分でできるように」
カーテンなし

    ②興味を持てることや得意なことをたくさん見つけて、苦手の克服に生かすこと。
    ③保護者と本人が望むことを柱にすること。
    ④家庭や学校ではなかなかできないことをすること。
    です。
                                      
(右の写真は遊びのエリア。使わないときはカーテンを閉めています)



Q4:勉強する様子を見ることはできますか?
  A:できます。学習する部屋は2つありますが、両方とも隣室から勉強の様子をご覧になることができます。
    場合によっては、保護者の方に参加していただくこともあります。
1対1 大きい子


(主に小学校中学年以上の生徒が学習するエリア。右奥の窓から観察することができます)

      




Q5:ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、してもらえますか?
  A:アズで行なうすべての活動は、ソーシャルスキルトレーニングにつながっていると言っても過言ではありません。
    社会で生きていくために必要なことは、何でもとりあげます。


Q6:グループはありますか?
  A:ありません。集団活動は通常の学校生活や通級、訓練会、親の会など、機会はたくさんあります。
   
でも、自分に合った課題にひとりでじっくり取り組むという機会は少ないものです。その機会と考えていただ
    けばよいと思います。
    単発的にメンバーを募って、集団で活動することはあります。保護者の勉強会を開くこともあります。
キッチン カーテンつき

    その様子は
これまでのアズのページをご覧下さい。     (防炎カーテンの陰にあるのはキッチン。調理や実験はここで行ないます)



Q7:TEACCHをされるのですか?

  A:TEACCHの考え方に基づいた指導、すなわち「その人個人を理解することから出発」しています。
    例えば自閉症の人に「見てわかるように」伝えるというのは既に常識になっていますが、「言葉で説明する」方がずっとわかりやすい人たちもいます。
    そのこともTEACCHで学びました。先入観なしに目の前の人を理解しようとする、この姿勢は本当にすばらしいと思っています。

Q8:初めてですが、見学はできますか?
  A:指導場面を見学することはできませんが、設備や教材を見学することは大歓迎です。
    実際にご覧になってから、通うかどうかをご判断ください。

    学校の先生方が見学に来られることも、数多くあります。
    担当する生徒さんの指導場面を見学して、学校での活動に生かしていただければさいわいです。

Q9:ABAの療育はされますか?
  A:しません。
    TEACCHが自閉症の人の文化を理解して
お互いに歩み寄ろうとするのに対し、
    ABAでは
私たちの世界に合わせるようにすることに力点がおかれているような感じがします。
    このあたりの議論は学者にお任せしますが、私は歩み寄ろうとする方に、かなり傾いていると言えます。

Q10:空きはありますか?
  
A:平成26年4月現在、平日に若干の空きがあります。
    土日には、空きはありません。